JOURNAL_9/kitamotoatelierhouse
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ゲームはスーファミ、携帯はガラケーくらいの感じってちょうど良かったよね。
小さい頃は月にはウサギがいるなんて親から聞いて信じていたし、小学生くらいの時は満月で大猿になることもあるかもしれないと思っていた。大人になるにつれて「月の裏には宇宙人の基地」があるとか「かぐや姫は宇宙人の話だ」とか眉唾ものの話に興味を持つようになった。今はキュリオシティが火星を探検しているけど、発表された画像の中に人工物のようなものが入っていたとか聞くともうテンションが上がりまくりだ。調べれば何もかも分かっちゃう今だけど、想像力をかき立てる不確かなものって魅力があるなとつくづく思う。今年の十五夜は27日。この日ばかりは月を見ながら都市伝説について語り合える相手を探したいものだ。 2015年9月
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きたもとアトリエハウスジャーナル 9月号
design/artwork:フクナガコウジ
photograph:LPACK
発行:きたもとアトリエハウス(http://atelierhouse.net/)
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